2019年の国鉄型車両 電車編

平成もあと4か月で終わりですが、2019年になってもなお、国鉄時代に製造された電車は元気に活躍してくれそうです。

とはいえ、毎年のようにどこかの線区から国鉄型車両は姿を消していて、だんだんと終焉が見えてくるようになりました。

今回は、2019年でも現役で活躍する国鉄型車両のうち、電車についてまとめてみました。

JR北海道

2015年3月13日の711系営業運転終了をもって、JR北海道所有の国鉄型電車は姿を消しました。

JR東日本

民営化後は大量の国鉄型電車を抱えていたJR東日本ですが、民営化から30年以上たって、地方に大量に残っていた115系の置き換えも進み、ようやく終わりが見えてきたといったところでしょうか。

東北地区

東北地方はもともと普通列車の電車化が遅れていた地域で、仙台地区の普通列車がE721系に置き換えられて以降、普通電車は完全にJR型の車両で運行されています。

特急電車も、北海道新幹線開業まで青函連絡特急として活躍していた485系3000番台が引退して以降、JR型車両で運行されています。

485系「ジパング」を使用した臨時列車は、東北地方で国鉄型電車に乗れる貴重な機会といえそうですが、こちらも先は長くないかもしれません。

踊り子号で最後の活躍をする185系

修善寺駅に停車する185系

首都圏で見かける機会がある数少ない国鉄型車両です。まだまだ定期運用を持っていて、現役バリバリですが、すでに余命宣告がされているので、記録される方はお早めに。

>>伊豆箱根鉄道へ直通! 185系特急踊り子号

>>常磐線から伊豆へ直通! 185系特急踊り子号

風前の灯火、新潟の115系

115系旧新潟色と湘南色の連結部分

2018年3月で高崎車両センターの115系が置き換えられ、JR東日本管内で115系が最後まで残ったのは新潟車両センターでした(長野の訓練車を除く)。

2両編成・4両編成はすでに全廃で、3両編成のN編成が7編成残るのみです。

運用線区も、羽越・白新線からはすでに撤退していて、越後線・弥彦線と、信越本線・えちごトキめき鉄道の快速列車を中心に活躍しています。朝夕がメインですが、越後線では日中にもわずかに運用が残っています!

一次新潟色、二次新潟色(通称キムワイプ)×2、三次新潟色(リニューアル色)、70系新潟色、弥彦色、湘南色とカラーバリエーションが豊富で、目当ての編成を引き当てるのは意外と大変。

日中運用が残っている今が、新潟の115系を堪能する最後のチャンスかもしれません。

新潟駅9番線に停車する115系

きらきらうえつ 485系

酒田駅に停車するきらきらうえつ号

土休日を中心に羽越本線を走るきらきらうえつ号。車体は新造されていますが、足回りは485系です。

2019年9月末で後継の「海里」に置き換えられる予定です。

長野生え抜きの189系N102編成

塩尻駅に停車する189系N102編成

E2系やE351系など、数々の後輩に先立たれてきた長野の189系N102編成。平日朝のおはようライナー号や、多客期のムーンライト信州号などで活躍していましたが、2019年3月で運用終了する見込みです。

JR東海

新幹線で潤っているJR東海。JR6社の中で真っ先に国鉄型車両の置き換えを終わらせました。

一応国鉄時代に製造された211系0番台が2本だけ残っていますが、117系や119系のような”THE 国鉄型”な車両はすでに引退済みです。

キハ40すら残っていません。

JR西日本

JR東日本やJR東海に比べてお財布事情が厳しいJR西日本は、本州三社の中で国鉄型車両を大切に使ってきました。気動車はまだまだ活躍し続けそうですが、電車のほうは少しずつ終わりが見えてきたようにも見受けられます。

と言っておきながら……

列挙してみたらまだまだ大量に国鉄型電車も残っているので、別ページに分けて紹介しようと思います。

JR四国

電化区間が少なく、そもそも”電車”自体が少ないJR四国。2018年内で、国鉄から継承した121系の7200系化がほぼ終了し、実質JR世代の車両になったため、国鉄型車両は113系のみになりました。

元国府津車両センターの113系

四国の113系

もともとJR東日本の東海道線で活躍していた車両です。0番台を購入して改造したため、正直そろそろ限界だと思われます。

3編成のうち、1編成はすでに解体済み。
瀬戸大橋を渡って岡山まで行く運用は6000系に置き換えられ、徐々に見かける機会も減っています。

JR九州

いわゆる三島会社のなかでは唯一の上場企業で、比較的経営状態のいいJR九州。JR北海道・JR四国と比べて電化区間が多いため、各地にまんべんなく国鉄型車両が残っています。

末端区間で細々と活躍中! 筑肥線103系1500番台

唐津駅に停車する103系3両編成

前面は105系!側面は203系!足回りは103系!という摩訶不思議な存在の103系1500番台。

地下鉄に乗り入れる運用はすでにありません。筑前前原~西唐津間の単線区間で細々と活躍しています。

九州全県で広く浅く活躍中! 415系

折尾駅4番線に停車する415系

JR東日本からは完全に引退した415系ですが、JR九州では鋼製車・ステンレス車ともに現役です。

運用は朝夕が中心ですが、昼間に見かける機会もあります!
>>鹿児島本線415系折尾折り返し運用

2019年からは後継の821系が運用を開始する見込みですので、415系にも大きな変化があるかもしれません。特に鋼製車は早めに記録したほうがよさそうです。

しなの鉄道

115系天国のしなの鉄道。2019年度から2026年度まで8年かけて115系を置き換える計画があります。つまり、今年から115系の置き換えが始まります。

いよいよ置き換え開始! 115系

しなの鉄道115系

動く115系の博物館ということで、歴代信越本線のカラーリングをリバイバルしているほか、台湾の鉄道車両をイメージしたカラーリングの115系も走っています!

2026年までは115系の活躍が見られそうですが、全列車115系で運行されるのは今年までということなので、早めに記録を始めたいですね。

あいの風とやま鉄道

JR西日本から譲り受けた413系が5編成活躍しています。

朝夕限定! 413系

あいの風とやま鉄道413系

5編成が泊~金沢間で運用されています。

糸魚川まで乗り入れる運用がなくなるなど、徐々に運用範囲は縮小中。
521系に置き換えられる予定で、1編成は観光列車に改造されるそうです。

えちぜん鉄道

JR東海から譲渡された元飯田線の119系が、大幅な改造を受けえたうえで活躍しています。

VVVF改造済み MC7000形

元JR東海の119系のうちワンマン運転に対応した編成を改造した車両です。

足回りが更新されて、VVVF化されているのが残念。
足回り・走行音的には、愛知環状鉄道100系を改造したMC6001形のほうが国鉄らしい雰囲気があるのではないでしょうか。

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