運用離脱後の415系白電の記録

2007年3月17日で営業運転を終了したことになっている、JR東日本の415系白電(実際には車両不足で一日だけ復活)。運用終了後は常磐線沿線の各駅にある留置線に放置されていました。415系が大量に運用離脱していた時期、何らかの理由により郡山で解体作業をすることができなかったため、留置期間は長期にわたりました。

今回は415系が疎開留置されていた場所を北から順に紹介していこうと思います。

原ノ町駅

原ノ町駅に留置される415系

原ノ町駅に留置されていた415系は1編成のみ。ステンレスの415系1500番台も白電の巻き添えで廃車対象に。白電の運用離脱ばかりが注目されていましたが、その陰で一部のステンレス車もお役御免になっていたのでした。

原ノ町駅に留置される415系

モハ415-506。当時の編成表を調べたところ、K806編成の一部だそうです。編成組み換えが頻繁にあったのも勝田電車区の415系の特徴。白電と銀電の混結も当たり前の光景でした。

草野駅

草野駅に留置される415系

いわき駅の一つ隣で、早朝にはE501系の始発電車もある草野駅。この駅は降りる機会が無かったのでこんな写真しかありません…。

勿来駅

勿来駅に留置される415系

東北地方福島県の入り口、勿来駅。この駅にも大量の白電が留置、もとい放置されていました。現在、勿来駅の留置線は撤去されているそうなので、415系の疎開留置が最後の一仕事だったのかもしれません。

勿来駅に留置される415系

他の駅に比べると貧弱な留置線。この留置線を残しておいても仕方ないと判断されたのでしょう。

高萩駅

高萩駅に留置される415系

常磐線沿線で車両を留置したくなったら、とりあえず高萩!
415系の留置数も一番多かったのではないでしょうか。

役目を終えた415系白電がきれいに3編成並んでいます。まだまだ使えるのに勿体ないという気もするけれど、時代の流れには逆らえません。

高萩駅に留置される403系

この写真は特急スーパーひたち号の車内から撮影したもの。こちらは415系ではなく交流電源は50Hzのみ対応の403系。415系よりも古い車両ですが、意外なことにE531系が導入されてからも、最後のほうまで粘り強い活躍を見せてくれました。

高萩駅に留置される415系

高萩駅には別の日も撮影に来ています。カメラの日付情報によれば2008年5月24日ということなので、引退から実に1年以上留置されていることに……。

高萩駅に留置される415系どうせ放置しているなら走ってほしかったものです。

415系とE653系の並び

E653系との並び。このころはE653系が常磐線から引退するなんて考えられませんでした。東日本大震災が無ければ、いわき以北の特急列車として今でも常磐線を駆け抜けていたことでしょう。

415系とE501系の並び

E531系の導入で土浦以北に追いやられたE501系との並び。当時のE501系は基本編成、付属編成ともにシーメンス社のドレミファインバーター搭載で、いわゆる”歌う電車”としてステキな音色を奏でていました。結局、機器の老朽化ということで付属編成→基本編成の順で機器更新工事が施されて、”歌わない電車”になってしまいました。

手前に留置されていたのはK809編成。
上から順に
クハ411-509
モハ415-703
モハ414-703
サハ411-703
モハ415-509
モハ414-509
クハ411-609

高萩駅に留置される415系

編成全体。

ちなみに、疎開が始まった当初はK809編成の手前にもう一編成415系が留置されていました。なんとその編成には415系1700番台(サハ411-1701)が組み込まれていたとか!!!!
415系ステンレス車では唯一のセミクロスシートを採用した車両。撮影できなかったのが悔やまれます。

これだけたくさんの編成が定期運用終了から1年以上留置され続けていた415系白電ですが、鹿島臨海鉄道の神栖で解体が行われたことと、郡山での解体作業が再開されたことが相まって、いつの間にか姿を消していました。

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