青函トンネルを駆け抜けた485系 特急白鳥号485系3000番台

夜の青森駅に停車する485系3000番台

既存の485系をリニューアルして誕生した485系3000番台。1996年から2001年にかけて改造され、新潟と青森に配置されました。原型に近い485系に比べると鉄道ファンからの人気はイマイチでしたが、青森の3000番台には他の485系には無い魅力がありました!

今回は、津軽海峡線を駆け抜けた485系3000番台を紹介したいと思います。

新幹線と北海道を結ぶ特急列車

函館駅に停車する485系3000番台

2002年12月の東北新幹線八戸延伸までは特急「はつかり」、2002年12月以降は特急「白鳥」として、本州と北海道をつなぐ役割を果たしていた485系3000番台

東北新幹線が北に延びるにつれて485系3000番台の運用範囲は縮小していきましたが、北海道新幹線開業の5日前、2016年3月21日まで新青森~函館間で特急運用についていました

最高時速は130km/h

青森駅に停車する485系3000番台

末期はたった2往復のみになっていた485系3000番台による特急白鳥。同じ区間で使用されていたJR北海道所有の789系との性能差は、ダイヤにくっきりと表れていました。485系で運行される列車のほうが、所要時間が長いのです。

なんとか789系との性能差を縮めようとした485系3000番台は、青函トンネル内に限り、最高速度140キロメートルで営業運転を行いました!

485系の最高速度は120km/h。例外は湖西線(130km/h)と津軽海峡線(140km/h)の2線区だけ。

見た目こそリニューアルされていてイマイチな青森の485系3000番台ですが、海底トンネルを通常の485系より20km/h速いスピードで駆け抜けるという、ファンにはたまらない運用をこなす車両だったのでした。

北海道新幹線開業後は……

485系3000番台ロゴマーク

2016年3月26日、北海道新幹線が開業すると、青函トンネルは基本的に新幹線と貨物列車専用のトンネルになってしまいました。

485系3000番台はお役御免で廃車解体、と思いきや、定期運用離脱から2年以上たつ2018年時点でも廃車されずに車庫の片隅に留置されています。651系ですら余剰になる時代に485系が復活するとは到底思えませんが、またお客さんを乗せて走る日が来るといいですね。

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