常磐線から東京方面の臨時列車に充当されていた勝田車両センターの485系K40編成・K60編成のお話です。
イルカが目立っていた勝田車両センターの485系
勝田車両センターの波動用485系のシンボル、「イルカ」。両先頭車の運転台の部分に描かれていました。「白イルカ色」と呼ぶ人もいたとか。
K60編成
急行ぶらり鎌倉号やわくわく舞浜・東京号などで頻繁に使用されていた485系K60編成。
長年新潟地区で特急列車として使用されていた車両ですが、2002年に勝田に転属してきて、2003年12月にイルカ色に塗り替えられました。
両先頭車とも北海道向けに製造された1500番台だったのも、K60編成の大きな特徴のひとつ。4灯ライトが異彩を放っています!
K40編成
K60編成と比べると活躍の機会が少なかったK40編成。4両編成というのが使いづらかったのでしょうか。
K40編成は勝田に転属するまでは、磐越西線の特急ビバあいづ号として運用されていました。勝田に転属してきてからも、しばらくの間はビバあいづ時代のカラーリングでしたが、後にK60編成と同じイルカ色に塗り替えられました。
K60編成が4灯ライトなのに対して、K40編成は2灯ライト。前面の見た目は485系というより、183・189系に近いようにも思えます。
K40編成とK60編成を連結して10両編成で走ることも!
僕は撮影していませんが、K40編成とK60編成を連結して、堂々の10両編成で走ることもありました。2010年代で485系の10両編成が見られたのは、勝田車ぐらいだったと思います。
撮影しとけばよかったなぁ……。
E657系導入の玉突きで廃車に……
2012年3月より順次、常磐線特急に新型車両E657系が導入されました。この際に余剰になった651系・E653系がK40編成・K60編成の役割を引き継ぐことになり、2013年1月にイルカカラーの485系K40編成・K60編成は郡山へ帰らぬ旅へと出かけたのでありました。
↑マイクロエースより発売されている485系K60編成タイプのNゲージ