浅草22時32分発、区間急行新栃木行き。都心から新栃木まで行く最終電車です。
この列車は他の区間急行に比べてちょっと特別でした。
6050系の区間急行
浅草口の区間急行列車としては唯一、6050系が使用されていました。乗り鉄的には”乗り得”な列車とも言えますが、平日の22時台と言えばまだまだ帰宅ラッシュのさなか。2ドアのクロスシート車で乗客を裁くのは少々きつそうな印象も受けました。
6050系の区間急行幕。1日1回しか表示されないレア幕でした。
6050系名物、車内の方向幕も区間急行新栃木と表示されています。
新栃木に着くころには日付が変わっています。日光鬼怒川・東武宇都宮方面の列車はすでに終了済み。この列車の乗客が降り次第、駅を閉めます。
精算しようと思って自動精算機を探していたら、新栃木駅には自動精算機が無いというまさかの事態に……。
有人窓口での精算となりました。
新栃木駅くらいの規模の駅なら自動精算機おいてくれててもいいんじゃないかなぁ……。
走行音
6050系区間急行新栃木行きの走行音。ところどころ話し声が入っているところからも、この列車の混雑具合がうかがい知れます。
乗り降りに時間がかかるので、遅延することもしょっちゅうだったとか。
快速・区間快速と同時に廃止
2017年4月21日のダイヤ改正で6050系を使用した快速・区間快速列車が廃止されましたが、それと同時に6050系を使用した浅草口の区間急行も廃止されました。
さらに、改正後の浅草22時32分発の列車は行き先が南栗橋に短縮。新栃木方面に行くためには、南栗橋での乗り換えが必須になってしまいました。
もっと言ってしまえば、年々減少傾向にあった都心から東武日光線方面に行く区間急行も、この列車の廃止をもって全廃という事になります。
あらゆるものが一気に消えた、そんなダイヤ改正でもあったのではないでしょうか。
2017年3月8日訪問