伊豆急200系最後の活躍 ビーチトレイン号

伊豆急200系。形式名だけ見るとれっきとした私鉄車両ですが、元113系・115系を改造した車両なので、私鉄らしさはほとんどありません。

先代の伊豆急100系がかなり完成度の高いオリジナル車両だったため、伊豆急200系はあまり鉄道ファンから注目を集める機会もありませんでした。

2000年に伊豆急行に導入されて以来、スーパービュー踊り子やアルファリゾート21など華やかな車両の陰に隠れながら、地道に伊豆の地域輸送に徹してきた伊豆急200系。
2005年から元東急8000系への置き換えが始まり、2008年には伊豆急線上から引退。わずか8年の活躍でした。

あくまで”つなぎ”で導入された車両で、どちらかと言えば不遇な車両のイメージがありましたが、引退直前の2008年7月~8月にかけて「ビーチトレイン」という愛称付きの列車が伊豆急200系で設定されて、力強い走りを見せてくれたので紹介したいと思います。

充当されたのは、最後まで残ったF9編成,F11編成

伊東駅に停車する伊豆急200系

ビーチトレイン号に使用されたのは、伊豆急200系の中でも最後まで生き延びたF9編成とF11編成。

1960年代に製造された車両が多かった伊豆急200系の中では比較的車齢が若かった(といっても1976年製)ため、生き永らえたようです。

ヘッドマークは無し、ささやかな装飾のみ

ビーチトレインの装飾

ヘッドマークこそありませんが、運転室の窓に簡単な装飾が施されていました。

伊豆急線内で完結、JR伊東線への乗り入れは無し

伊東駅を発車した伊豆急200系

伊豆急行線はJR伊東線と一体的に運行されていますが、ビーチトレイン号はJR伊東線には乗り入れず伊豆急線内(伊東~伊豆急下田)だけでの運行となりました。

是非JR伊東線にも乗り入れてもらいたかったですが、仕方ありません……。

2008年12月14日にさよなら運転

さんざん不遇な車両だと紹介してきた伊豆急200系ですが、2008年12月14日にさよなら運転が行われました。撮影会や記念乗車書がセットになったイベントで、多くの鉄道ファンが参加したそうです。

ビーチトレイン号が運行された8月から、さよなら運転の12月までの5か月間は、予備車として伊豆高原でスタンバイしていた伊豆急200系ですが、残念ながら出動する機会はなく、普通の乗客が乗れる列車としてはビーチトレインが最後だったようです。

影が薄い車両であまり記録している人がいなかったため、乗りに行けてよかったと思います。

2008年7月30日訪問

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