JR線最後のキハ58 Kenji

山形駅に停車するkenji

JR東日本盛岡車両センター所属のキハ58系「Kenji」。

全国津々浦々で活躍した急行型気動車キハ28・58ですが、JR線上ではこの「Kenji」が最後の車両となりました(2018年時点)。

今回は、全部で1823両製造されたキハ28・58系のうちの最後の3両として活躍しているKenji号を紹介したいと思います。

キハ58の面影がない先頭車の前面

山形駅に停車するキロ59kenji

展望室を備えたKenji号。見晴らしをよくするため、両先頭車は元のキハ58系の面影を感じられないほど大胆に改造されています。まるで別形式。

中間に封じ込められた先頭車は原形に近い!

kenji中間運転台

大幅に改造された両先頭車とは対照的に、ほぼ原形の顔のまま編成に組み込まれているキロ29-505(元キハ28-2010)。

kenji連結面

ここだけアップで見ると、ほとんど手を加えられてないようにも見えますね!

同じJR東日本でも、485系を改造したジョイフルトレインがほぼ種車の原形をとどめてい(車体を新製しているため)なのに対して、キハ58系を改造したジョイフルトレインはところどころ種車の面影を残しているのが特徴。
Kenjiも例外ではありません。

Kenji号の前身は……

kenji側面

青をベースにしたカラーリングのKenji号ですが、このカラーリングは実は3代目

2013年12月に青基調に塗り替えられる前は、緑ベースのカラーリングでした(2代目)。

さらにその前は、初期新潟色と同じ色を使った独特のカラーリングで、車両名も「Kenji」ではなく、「サロンエクスプレスアルカディア」と呼ばれていました。

このサロンエクスプレスアルカディア号はトンネル内での車両火災という重大事故を引き起こしいて、JR東日本としてはあまり触れてほしくない車両なのかもしれません。
死者が出なかったとはいえ、1両がまるまる焼けこげる大火災だったようですが、残り2両が無事で、それがのちにKenji号に改造されたのです。

もしサロンエクスプレスアルカディアの事故で編成全てが焼けこげていたら、キハ58はとっくにJR線から引退していたと思うと、2両が無事だったことはまさに不幸中の幸いだったのかもしれません。

山形駅側線に留置されるKenji

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