2001年11月より、羽越本線の新潟~酒田間で土休日を中心に定期的に運行されている「きらきらうえつ号」。繁忙期を中心に、秋田駅まで延長運転されています。
運行ダイヤ
秋田延長時のきらきらうえつ号は、通常時とは異なるダイヤで運行されます。
新潟09時31分発→秋田13時47分着
秋田14時07分発→新潟18時31分着
新潟から秋田まで乗り通すと4時間超のロングラン!
ひたすら秋田まで走り通すことを意識しているためか、秋田駅での折り返し時間はたった20分しかありません。
令和時代に485系に4時間も乗車できる貴重な列車です。秋田まで運行される日は少ないですが、狙って乗ってみるのも面白いかもしれませんね!
使用車両
使用車両は、新潟車両センターの485系です。
カラフルなカラーリングで、ラウンジスペースも用意された、4両編成の専用車が用意されています。
1号車・3号車・4号車は一般的なリクライニングシートが並んでいます。
1号車と4号車の運転席の後ろには展望スペースが設けられています。
大き目の窓が特徴で非常に見晴らしがいいですが、沿線の見どころの一つである「笹川流れ」の区間はトンネルが連続するため、運転士後ろの窓の遮光幕が下ろされてしまうのが残念……。
2号車はきらきらラウンジ車両
きらきらラウンジでは、新潟~酒田間で売店も営業しています。
売店で商品を購入した人が、ラウンジの座席を使える仕組みです。
ギャラリー
きらきらうえつ号秋田行き、新潟駅発車直後の車内放送です。
各停車駅と到着時刻のほか、その駅のキャッチフレーズ的なものも放送に加えられています!
新潟を出て最初の長時間停車駅、勝木。上り列車と行き違いのため、6分ほど停車します。
皆さんホームに出て、思い思いに撮影をしています。
待ち合わせをしていた列車が到着。2両編成のキハ47形でした!
普段なら酒田駅が終着のきらきらうえつ号。秋田延長時は停車時間が2分しかなく、あっけなく通り過ぎてしまいます。
吹浦駅では貨物列車と行き違いのため、再び小休止。かなりカーブがきつい駅で、車体が大幅に傾いています……。
秋田駅に到着した485系きらきらうえつ号。車庫に引き上げたりはせず、折り返しの準備をします。折り返し時間が20分しかないため、意外とあわただしい。
14時07分、きらきらうえつ号は新潟に向かって折り返していきました。
秋田駅の発車メロディは「明日はきっといい日になる」という曲だそうです。
なかなかいい曲ですね!
ちなみに、秋田延長のきらきらうえつ号は、秋田~青森間の観光列車リゾートしらかみ号との接続が考慮されたダイヤになっているため、秋田到着後も引き続きローカル線の旅を楽しめるようになっています!
羽越本線の観光の目玉の一つとして一定の役割を果たしたきらきらうえつ号。
寿命はあとわずかですが、後継の海里号の活躍にも期待したいところですね!
2019年7月14日訪問