日本の大動脈、東海道本線の支線の終着駅、それが美濃赤坂駅です。日中は2~3時間に一本程度の運行と、とてもとても東海道本線とは思えない列車本数。旅客案内上は美濃赤坂線などと呼ばれています。
上野東京ラインやJR琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線など、比較的利用客に定着した愛称であっても頑なに正式名称で案内するJR東海にしては珍しく、正式名称ではない路線名で案内されているのが興味深いところ。
美濃赤坂線の起点は大垣駅。東海道本線たるもの、これくらいの貫禄はあってほしいところ。
美濃赤坂線の列車は、大垣駅の外れのほうにある3番線から発車。列車は2両編成です。
しばらく待っていると美濃赤坂行きが入線。
日中の美濃赤坂線は車掌が乗務しないワンマン列車。大垣駅以外は無人駅で1両目のドアしか開かないので、前の車両に乗るのがオススメ。
大垣駅を出たら、途中荒尾駅に停車し、6分ほどで終点美濃赤坂に到着。意外とお客さんはいる模様。
美濃赤坂駅も大垣市内。
2両編成の列車には勿体ないくらい広い駅構内。実はこの美濃赤坂駅、JR東海道線と西濃鉄道が接続する拠点駅なんです。石灰石を輸送する貨物列車が発着しているため、こんなに広い駅になっているんですね。
貨物のために広い構内を有しているのなら、旅客輸送はおまけかな?と思ったらそうでもなく、貨物列車は一日2~3往復だそう。
こりゃ、旅客も貨物も先行きが不安ですな……。
駅舎もどことなく一昔前の地方貨物駅の雰囲気が。老朽化して取り壊されて味気ない駅舎にならないことを祈るばかり。
12時46分に美濃赤坂駅に到着した列車は12時53分発大垣行きとして折り返していきます。
この後は16時07分まで列車が無いので、なんとしても乗り遅れるわけにはいきません。
わずか7分の滞在ですが、美濃赤坂駅、十分に堪能することができました!!
2016年9月10日訪問