JR東日本最北端の在来線「津軽線」と、JR北海道の在来線で唯一本州に乗り入れる「海峡線」の境界点が新中小国信号場です。
新中小国信号場
↑津軽線の車内から撮影した写真です。写真に写っている3本の線路はすべて海峡線用の線路です。
長編成の貨物列車が走るため、有効長は非常に長め。
北海道新幹線開業までは、この信号場で津軽線の普通列車と海峡線の特急・貨物列車が分かれていっていました。
しかし、北海道新幹線開業後は、青函トンネルを通る在来線の旅客列車は一部の臨時列車を除き廃止されたため、海峡線の旅客列車がこの信号場を通ることはほとんどなくなってしまいました。
大平分岐部
海峡線は津軽線と分岐した後、新幹線と合流する大平分岐部に差し掛かっていきます。
大平分岐部から北海道の木古内分岐部までの約82kmの区間は新幹線と在来線の共有区間で、北海道新幹線の列車であっても、最高速度は140km/hに制限されています。
国内では数少ない三線軌条の区間ですが、大半がトンネル内なのが残念……。
津軽線の大平駅から至近距離にあるので、アクセスは比較的良好なのではないでしょうか。