JR西日本のローカル線車両単色化は究極の経費削減! JR西日本地域カラー6種

糸崎駅に入線する105系と115系

京阪神を除くJR西日本のローカル線は、どこに行ってもたった一色の味気ない塗装。せめて帯の一本入れればいいのにとも思ってしまうこのカラーリング、実は究極の経費削減なんです。

もともとJR西日本のローカル線には、それぞれの支社や路線ごとに約25種類のオリジナルカラーが存在していました。それを6種類に集約して、さらにそれをたった一色で済ませることで、年間2000万円程度の塗料代を削減できるのだとか。
単独売上高8909億円(2015年3月期)、営業利益1120億円(2015年3月期)の企業にしては、なんともケチ臭い話ですね。

正直なぜJR西日本がこんなにケチケチしたことをやったのかイマイチ分かりませんでしたが、一説によると、ローカル線の厳しさを社外にアピールするための施策なのだそうです。
それでも年間で浮く金額が2000万円って……。ケチケチ男の僕でもちょっと引いちゃいます。

6種類の地域カラーを紹介

中国地域

糸崎駅に入線する105系と115系

三原駅に停車する呉線103系

真っ先に単色化が表明された岡山・広島地区の電車。
「瀬戸内地方の豊かな海に反射する陽光」をイメージした濃黄色が採用されました。
車両のカラーが真っ黄色のため「末期色」と揶揄されることも。

京都地域

湖西線113系

京都駅0番のりばに停車する117系

京都地区は抹茶をイメージしたカラーリングに。
湖西線・草津線の113系・117系と山陰本線・舞鶴線の113系・115系が単色化の対象で、JR化後に製造された221系は元のカラーリングが維持されました。

和歌山地域

串本駅に停車する105系

紀伊田辺駅に停車する113系

きのくに線117系

和歌山地区の電車。きのくに線(紀勢本線)や和歌山線を走っています。
「夏の海」をイメージした青緑色が採用されました。

北陸地域

北陸本線413系

金沢駅を発車する475系

北陸地域(北陸本線)を走る車両は青色一色に塗り替えられました。
たとえ貫禄ある急行型車両といえども、単色化から逃れることはできません。青一色の475系は「海坊主」と呼ばれたりもしていました。

北陸地域(七尾線)

七尾駅に停車する415系800番台

七尾線の電車は「輪島塗」をイメージした茜色に塗り替えられました。1路線のためにわざわざ用意されたカラーで、異例の待遇ともいえます。

気動車(ディーゼルカー)

高岡駅に留置されるキハ40

気動車は地域に関係なく朱色に塗り替えられました。これは国鉄時代に採用された首都圏色と同じカラーリングです。JR化後に製造されたキハ120系鋼製車すら朱色一色に塗り替える徹底ぶり。
まさか2010年を過ぎたころに再び首都圏色の気動車が増殖するとは、JR西日本恐るべし。

以上、JR西日本のローカル線を走る電車のカラーの紹介でした。

たった一色のカラーではなんだか格好悪く見えてしまう車両もありますが、単なる経費削減だけではなく、塗装工程の簡略化による作業負担軽減だと最大限好意的に解釈すれば、そんなに悪いカラーリングではないのかなぁと思ってみたり……。そんなことはないか(汗)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする